ワーキングホリデー徹底解明 パート4「シェア」

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ワーホリなんかやめておけ!
独断と偏見に満ち満ちた、ワーキングホリデー指南書!?by Masashi Ako

第4部:シェアってどうだ?

ワーキングホリデーのハイライトのひとつがシェアでの生活というのは疑いのないところだろう。
これは経済的なだけでなく、一番普通の暮らし方だ。
知らない奴らと一緒に共同生活を送るわけだから、それなりの不安はあって当然。
いわゆるヤバイシェアメイトの話しの映画「Single White Female(ルームメイト)」ってのもあるし。

でも実際にシェアを始めてみると、そんな不安とか問題とかよりも、もっとシンプルなことである事を体験するだろう。
いずれにしてもワーキングホリデー生活で、シェアはほとんど避けては通れない道だから、勧めるも何もないのが現実。
だからこれからワーキングホリデーに行こうという人は覚悟するように!?

シェアは1人暮らしに毛が生えたものであったり、合宿生活のようであったり。
僕は日本で1人暮らしをしたことがなかったので、料理も洗濯も全部って自分でしなければいけない(掃除はめったにしなかったが)シェア生活はすごく新鮮で、楽しかった。

さて、シェアをするときに皆が期待するのがオージーとのシェアだ。 僕もそうだった。
果たして来たばかりの英語が流暢ではない僕がオージーとのシェアを見つけることは出来なかった。

シドニーに着いた1週間後電車に乗りブリスベン経由でゴールドコーストに到着した僕は、クーランガッタのバックパッカーに宿をとった。
(これも見つけるのに丸一日かかった)
そしてクーランガッタからサーファーズパラダイスまで毎日バスで30分以上通うのは大変なので、
翌日すぐにサーファーズパラダイスでの宿を探しに行った。
それと同時にシェア探しも始めたのだ。

方法は、地元新聞のシェアメイト募集欄。
片っ端から電話をして全部見事に断られた。
「新聞を見たのだけど・・・・」
というと、すごく早口な英語(に聞こえる)で何かを言われるのだが、その中に否定形の言葉を必ず聞き取ることができた。
「アーン…ユーミーン・・・ユー・・・ドント…ニード・・・シェアメート・・・エニモー??(つまり…もう探していないの?」
と聞き返すと
「そうだ」
という答えが帰ってくる。
こちらの訊き方によって相手の言葉はYesにもなりNoにもなるのだが、いずれにしてもシェアメイトはいらないということに変りはなかった。
一度だけ
「じゃぁ、見においで。」
といわれ、
「よっしゃー!」
と訪ねていくと、薄手のナイトガウンを羽織った小太りのおじ様がでてきて、
「ごめんなさいねぇ〜さっき決まっちゃったのよ〜」と英語版おねぇ言葉で断られた・・・
あっ、大丈夫です・・・見つかってよかったですね・・・・・

結局どうしたかというと・・・。
ある日、バックパッカーで一緒だった日本人青年がビーチで同じ新聞片手にガックリと肩を落としているのを見つけた。
話しを聞くと、彼もやはり同じように片っ端からトライして、片っ端から断られていたのだ。
それじゃぁ一緒に部屋を借りてしまおうと、2人とも持っていた同じ新聞に載っているレントの欄に目を向け、不動産屋に向かったのだった。
今ではワーキングホリデーメーカーが自分で部屋を借りるのは簡単ではないようだが、そのときはすごく簡単に借りることができた。

僕の場合、オーストラリアに到着して4週間を過ぎたところで、日本人ワーホリ君とのシェアが始まったのだった。
リビングとベッドルームがそれぞれ1つある、いわゆる1ベッドルームで3棟つながった長屋のような(ボロ)アパートだった。
その時すでにアルバイト先は決まっていた・・・・
バイトより住むところを探す方が苦労したのだ。

今の時代は インターネットを駆使すれば英語、日本語ともにいくらでもシェア募集の情報は手に入る。
シドニー中心部にはアジア系の留学生が沢山いるので彼らとのシェアはいつでも見つけることが出来る。
もちろん住みたい地域が限定されているのなら、地元新聞を活用するという方法は未だ健在だ。
それでも見ているとやっぱり4週間位はかかっているように見える。
最初の4週間ホームステイを僕が勧めるのもその理由からだ。

ではオージーと一緒にシェアをしたら英語ができるようなるか?
これも答えはYesでありNoでもある。
それは、自分次第はもちろんのこと、相手次第でもあるからだから。
運良くオージーや他の英語圏、他国の人とシェアをしたからといって、彼らと友達になれるという保障はない。
特に英語が初級レベルにもかかわらず、運良く(悪く?)オージーとシェアできたとしても、コミュニケーションが取れないのだから、
相手がよっぽど面倒見のよい人でない限り、必要最小限以外に彼らと会話をすることはないだろう。
また、彼らの生活パターンと自分の生活パターンの違いから一日で顔を合わせるのは数分、交わす言葉は1フレーズってことも珍しくない。

シェアメイトというのは基本的には部屋代を負担しあう相手であり、仲良しである必要などないのだ。

でも、例えばサーフィンなどの同じ趣味をもっていたり、彼がはまっていること、例えばラグビー・リーグなど、スポーツ観戦などに積極的にはまっていくことによって、同じ時間を共有し、オーストラリアライフをより深く堪能できるし、それによって英会話力を伸ばすことは可能だ。
ただし、相手の言っていることが理解でき、また自分の意思を伝えられるという最低限でも中級の下あたりの英語力が備わっていないと、単なるお荷物になってしまい、相手がよっぽど面倒見の良い人でない限り相手をしてくれなくなるだろう。
やっぱり自分次第なのだ。
その点はしっかり覚えておくべきだろう。



前述したように、僕のワーキングホリデー時代は日本人のワーホリ君たちと過ごしたのだが、 それはそれでとっても楽しかった。
最初に借りたボロアパートでは、1人暮らしのオージーのおっさんを挟んだ2件となりに、やはり日本人のワーホリ君達がいた。
彼らは日本の旅行専門学校卒業生で学校卒業後に手配されるプログラムで来ていて、ツアーガイドをやっていた。
夜になるとテレビなど当然無い僕たちの部屋に集まり、僕が買った安物のラジカセ!から流れる音楽をBGMに、
時がたつのも忘れいろいろな話題に花を咲かせた。

僕らの部屋は2人のはずが3人になっていて、ひとつのベッドルームに川の字になって寝ていた。
僕のワーキングホリデー体験のハイライトのひとつはなんと言っても、この初期のシェア生活だった。

親元から離れたことのない、甘ちゃんの僕が自力で、しかも外国で生活できたというのは、その後大きな自信にもなった。

ワーキングホリデーできたら、人それぞれ、さまざまなシェア体験をすると思う。
たとえちょっとトラぶったとしても後で思い返せば、きっといい思い出になるはずだから。
日本ではなかなかできないシェア生活。
だから是非楽しんで欲しい。



さぁ!次はいよいよバイトだ!

第5章:どうやってバイト探すの?


目次


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