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 ワーキングホリデーの全てがわかる! ワーキングホリデー徹底解明!

  第1部
 みんな何でワーキングホリデー行くの?
 (僕の場合はこうだった)

僕はワーホリでこの国に来た。
もうずっと昔の話だけど。
僕の場合はこうだった。

僕がワーキングホリデーで渡航したのは1988年のこと。
つまりこの制度が始まって8年後の事になるわけだ。
何故ワーキングホリデーにしたのか?
そもそも、ワーキングホリデーに行こうと思ったのは、進路を考えなければいけなくなった大学3年生の時。
このまま就職するといっても、これといってやりたいことも無かった僕は、それよりも自分を試すような冒険をしてみたいと思い立った。
「例えばモンゴルの奥地へ1人で旅して帰ってきたら、きっとヒトマワリもフタマワリも成長して帰ってこれるんじゃないか?」
などと、出来もしないことを妄想していた。
そんな時、愛読していたサーフィン雑誌の広告で、ワーキングホリデーという制度を使ってオーストラリアで1年の海外生活とサーフィン生活をしてきたという方の本を見つけた。
速攻で購入したその本を読み終えた僕が 「こ、これじゃん!」 と、つぶやいたのはいうまでもない。
生まれ育ったのが米軍基地の町である横須賀という土地柄か、昔から心のどこかで海外で暮らすということへの漠然とした想いがあった。
お世話になっていたサーフショップの大将がハワイに9年も住んでいて、彼の話しに影響を受けていたこともあった。
それに加え、今まで親元を離れることなく生きてきた自分が、全く頼れる人のいない、言葉も通じない、右も左もわからないような所へ飛び込んでいき、そこで、たとえ1年間でも、暮らしていくことは、ぬるま湯につかった世間知らずで甘ったれの自分を改革できる道だと思った。

それからワーキングホリデーというものを調べ始めた。
しかし調べるといっても、当時インターネットはおろかパソコンすら存在しない時代。
今思い返してもどうやって情報を得たのだろうと思うくらい。
たぶん情報源は前出の本と「地球の歩き方オーストラリア編」のみだったと思う。
そしてわかったことは、ワーキングホリデーで渡航できる国はオーストラリア、ニュージーランドそしてカナダの3カ国。
オーストラリア、カナダは25歳まで、ニュージーランドは30歳までの年齢制限がある。
各国とも半年の滞在が認められ、その後更に半年の延長ができるということ。
そしてワーキングホリデービザを取得するには70万円の貯金残高を証明する必要があるということ。
さて、ではどの国に行くのか。
先ずサーフィンのできない(出来たとしても寒すぎる)カナダは除外。
確かニュージーランドは最初から1年のワーキングホリデービザが発給されることや、どうやら住んでいる人々が素朴で優しく住みやすいという印象。
しかしながらそれ以外に全く情報を得る術が見つからない。
(確か「地球の歩き方ニュージーランド編」は存在していなかったと思う。)
結局消去法で残ったのがオーストラリアだった。
当時ワーキングホリデーで外国へ行ってきたという人はおろか、ワーキングホリデーなどという言葉を知っている人すら回りには皆無。
ワーキングホリデー体験談もその本からの情報だけ。
それゆえワーキングホリデーでオーストラリアに行くということはかなりの冒険だったのだ。
しかしせっかく自分で決めたことをあきらめたくなかった僕は、周囲の皆に
「卒業したらワーキングホリデーでオーストラリアに行く!」
と宣言し、就職活動も全くせず、自分に対して背水の陣を強いた。
先ずは資金をためないといけないので、大学4年の1年間は就職活動に勤しむ学友を横目に、昼夜を問わずアルバイトに明け暮れた。
地球儀の下の方に立てたピンを睨みつつ。

そして1988年の10月。
初めて行く海外へ、初めて乗る飛行機が飛び立つ、初めて訪れる成田空港へ向かい、近所のバス停から母に見送られ京浜急行バス浦賀駅行きに乗り込んだ。
そして日本を出発した。
マニラ行きパキスタン航空で,シドニーへ向かって。

今の時代にワーキングホリデーをしようという人たちの動機は何だろう?
人それぞれだろうけど、「一度海外で暮らしてみたい」というチャレンジな気持ちはみんな少なからず持っているだろう。
15年以上前と違って、今ではワーキングホリデー体験談なんていくらでも聞くことができるだろうし、現地情報だっていくらでも手に入れることができる。
でも実際に自分がやったわけではないのだから、チャレンジであることに変りはないはずだ。
さすがに当時の僕のように1年間ワーホリでオーストラリアにいけばハクがつくなんていう妄想にとらわれている人は極少数または皆無だとおもうけど、何か自分にプラスになることを見つけたいという気持ちはきっと一緒だと思う。
ここで皆に知っておいて欲しいことは、
「オーストラリアに来れば何かが変る」
のではなく
「オーストラリアに来れば何かを変えるチャンスが見つかるかもしれない」
ということだ。
あとでも述べるけど、ワーキングホリデーでオーストラリアに暮らすことは決して難しいことでもすごいことでもなんでもない。
どちらかというと「余裕」+「楽」。
ただ「自分の今の情況から抜け出したいから」とかの「逃避系」や、「行けばきっと自分は変れる」とかいう根拠のない受動的な考えでワーホリしちゃうと思いがけず泥沼はまるから・・・・。
買い物に使う程度の英語だけで暮らせちゃうし、インターネットさえ確保しちゃえば「ヒキコモリ」になる事だって全然できちゃう。
道行く人たちの毛色がちがうだけで、あとは日本にいるのと一緒だ・・・・ って、事にだってなりかねないのだ。

だから、それだったら「ワーホリなんかやめておけ」って僕も思う。

でも、一歩足を踏み出してみることは絶対に無駄にならないと思う。
やらないで後悔するよりのと、やって失敗しちゃうのでは得るものが100倍違うのは賛同してくれるだろう。
今しかできないチャンスに、自分の知らない世界を体験するために足を踏み出すのは間違いだろうか?

この先を読んでくれれば、どんな世界が待っているのかが、ほんのちょっとだけ垣間見れると思う。



第2章:語学学校は行くべきか?



目次


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